アメリカでは生徒と先生の関係がフラット、どうもゆうたです。
今回は僕が留学時代に経験したある制度についての記事。
その制度とは『生徒が先生を評価するシステム』です。
この制度、日本にいた頃は一度も見たことがないので、アメリカに行って初めて経験しました。
すごく理にかなってるし、日本でも採用されたらいいのになーって思ったので、教育関係者の方、真剣に考えてみてはいかがでしょうか?
全ての授業が終わったタイミングでクラスの全生徒が先生の評価をする
あれは確か歴史のクラスだったかと思いますが、期末最後のテストが終わると、先生が一番最後に
誰か一人生徒代表を決めて、ペーパー書けた人から代表の生徒に渡してください。
代表の生徒は全てのペーパーを集めたらペーパーをこの封筒に入れて封をし、事務局まで持って行ってください。
それでは皆さん今期お疲れ様でした。
そう言うと先生は教室を出て行きました。
当時の僕は、
と疑問だらけでしたが、その評価ペーパーを見て納得しました。
その評価ペーパーには先生の評価とクラスに対する評価を開く欄が有り、この評価が低い先生はクラスを任されなくなったり、最悪学校を辞めさせられるというものでした。
評価の仕方も数字で評価するものから意見を書くものまで様々。
特に印象的だった記入欄は
この先生は全ての生徒に公平性を持って接していましたか?
という質問欄。
なるほど、この質問を設けることで先生が特定の生徒をお気に入りにし、クラス内に不平不満がなかったどうかを見るのか……と納得したのを今でも覚えています。
この制度今になって思えばすごくよくできた制度です。
先生と生徒はフラットな関係であり、より良い質の教育を生むために、先生が生徒を評価するだけでなく生徒も先生を評価する。
しかも評価するのは生徒の親などではなく、生徒自身です。
つまり、先生は生徒の親などを見るのではなく、きちんと生徒のことを考えて生徒のためになるような授業を行わない限り、学校を出され、職を失うのです。
この制度、クラス内では生徒に対して権力者でありながら、学校内では教頭・校長などの上司や、PTAなどの親を気にしなくてはいけない先生が所属する日本の学校でははあまり見られない制度です。
公平性を重視するアメリカの文化を象徴するような制度だよなぁ……と思いますので、日本の高校および大学の決定権を持つ上の方の人、真剣に考えてみてはいかがですかね??