留学時代は猛烈に勉強してました、ゆうたです。
留学すると様々な経験が出来て刺激的な生活を送ることができますが、学生の本分は勉強です。
なので今回はアメリカにおける成績制度(評価制度)について書いていきます。
細かくは各州、各学校によって違うとは思いますが、大筋はどこに留学しても一緒だと思います。
ちなみに私は中学時代に比べてだいぶ勉強をしたので成績は悪くなかったのですが、それでも中の上、いや上の下といったぐらい。
トップクラスの生徒は高校時代から大学の単位がもらえるクラスをとったり、飛び級したりしていました。上には上がいるものです。
アメリカの成績制度
アメリカの成績制度(評価制度)ですが、まず成績のことは英語で”Grade”(グレード)と呼びます。
アメリカの大学や高校で一般的に使われる成績評価値で”GPA”(Grade Point Average)というものがありますが、その最初の頭文字GはグレードのGから来ています。
点数は100点をMAXとし、
- 100点-90点 = A = GPA4.0
- 89点-80点 = B = GPA3.0
- 79点-70点 = C = GPA2.0
- 69点-60点 = D = GPA1.0
- 59点- 0点 = F = GPA0.0
といった感じで一般的に分けられています。
私の学校ではさらに細かく100点-97点はA+、96点-94点はA、93点-90点はA-と3段階ぐらいで分けられたりもしていました。
ちなみに最初不思議だったのはなぜDの次がFなのか?Eじゃないの?ってことですが、FはFail、つまり失敗の頭文字をとってFってなってるみたいです。
日本でいう落第ですね。生徒はFだけは取らないように必死になります(笑)
当時留学していた時にテストで初めてBを取ったことがありました。
その報告を母親に電話ですると、
なんでAじゃないの?
勉強しなかったの?
と言われ
ってマジギレしたことがあります。
お子さんが留学している親の皆さん、お子さんは頑張っています、成績でB以上を取ったら大いに褒めてあげてください。
決してAじゃないから怒らないでください。先輩からのアドバイスです。
さて、アメリカでは成績はアルファベットを使うグレードか、数字を使うGPAで表しますが、具体的にどうやってその成績は決まるのか?
実力成果主義と言われるアメリカだからテストで良い点さえ取れば良いんじゃないの?って思ってる方も多いかと思います。
次にその辺りについて説明していきましょう。
テストだけでは良い成績は決して取れない!大事なのはトータル!
アメリカではテストの点数が良いだけでは良い成績は取れないです。
細かい点数配分などはその先生ごとによるでしょうが、大学時代に受けていたクラスの教授は点数配分を細かく決めていて、
- テスト = 40%
- 授業態度 = 30%
- 宿題 = 20%
- 出席率 = 10%
と最初の授業で言われました。
テストで満点とっても、他が0だったら、Fとって落第しちゃうじゃん!って思ったのを覚えています。
全ての先生や教授がここまで細かくパーセンテージ分けしているかはわかりませんが、少なくともテストさえ良い点取ればあとはOKという先生は少ないと思います。
テストが一番点数配分は多いものの、
- 授業態度、つまり授業中に積極的に手をあげたり質問したりして授業に参加しているか?
- 宿題はきちんと出しているか?
- 授業には遅刻や欠席せずきちんと来ているのか?
など総合的に評価されます。
つまり逆を言えば留学したばかりで英語が苦手でテストで悪い点を取ったとしても、きちんと授業に出て、宿題をちゃんと提出して、クラスに積極的に参加すればそれだけでDは取れます。
テストで0点ってことは少ないでしょうから、半分ぐらい取れればそれですでにB。平均以上は取れます。
アメリカは実力成果主義で結果、つまりテストの点さえ取れれば他はオールOKって勘違いしている人も多いかもしれませんが、全くそんなことはありません。
アメリカは確かに実力と結果次第で上に登れる国です。
ですが、その”結果”とは日本の大学試験のような「これに落ちたらダメだ!」のような一発試験ではなく、トータルの総合力で判断される“結果”です。
なので留学中は一生懸命勉強しましょう。そして子供が留学している親はそれを一生懸命応援しましょう。
決してA以外を取ったからと言って子供を非難してはいけませんよ。