どうも、7年間アメリカ在住経験有りゆうたです。
このブログには私の海外で経験したことをテーマに書いているブログカテゴリー留学というものがあります。
以前は学校に入る前のとんでもない目にあった話を紹介したのですが、今回から少しずつ学校時代での経験も書いていきたいと思います。
まずは私が体験した隣国・韓国の人々との交流で驚いたことについてお話ししていきたいと思います。
年上(ヒョン、ヌナ、オンニ、オッパ)は絶対!!
私が当時在籍していたアメリカ・コネチカット州にある高校では、ルームメイトは同じ国籍の人NGというルールがありました。
なので私のルームメイトは台湾人、韓国人、香港人と全て別の国のアジア人でした(私はどの国でもよかったですが、相手方にルームメイトになって!と言われたりもしました)。
同じアジア人と言っても千差万別、文化も言葉も全く違う人たちとの共同生活はそれなりに強烈でしたが、その中でも私が強烈に覚えているのは韓国人との共同生活です。
とにかく上下関係がめちゃくちゃハッキリしてる、これに尽きます。
究極の体育会系とでもいいましょうか、とにかく目上には絶対逆らえない、目上の言うことは絶対に聞くという文化のようなのです。
現代の日本人が聞くと「え?」と言う人が多そうな逸話がいくつかあります、それをご紹介していきましょう。
軍隊か何かなの?
私の通っていた高校では毎朝朝礼があります。
朝礼はテーブルごとに先生が出欠を取るので寝坊は出来ません。
もっと言えば朝礼の後すぐ最初の授業があるので、朝礼が始まるよりも早く起きて、カフェテリアで朝食をとり、その後朝礼に出席するのです。
これを踏まえた上で私のルームメイトの朝を説明していきましょう。 まず、
- 一番年下の子がめちゃくちゃ朝早く起きて準備する
- その子がカフェテリアに行って自分の朝食を済ませた後、先輩用にサンドイッチを丁寧に作る
- 先輩にサンドイッチを持参し、そのまま優しく起こしてシャワーを浴びていただく
- その間に年齢順に下の先輩から起こす
- 先輩方の準備が終わるのを待ち、終わった順(下から順)に集合する
- 最後に一番上の先輩(当時のルームメイト)のドアの外で一列で待つ
- 一番上の先輩を先頭にヤクザのように朝礼へ出席
もはや体育会系というより軍隊、いやヤクザです。
最初自分で準備して部屋の外に出た時に、韓国人の後輩全員が廊下に一列で並んでいるときにはマジでビックリしました。
ちなみに途中から私にもサンドイッチを作ってくれるようになりました。ありがとう。
すっごい真面目
ある日、私がアメフトの練習が終わってクタクタになり部屋に戻ると部屋の鍵が掛かっていました。
あ、ルームメイトまだ帰ってきてないんだな、と思い鍵を使って部屋に入ろうとすると・・・
ガチャと部屋の扉が開いて中から一つ下の後輩が顔を出してきて、
と言われました。
と言いながら部屋(自分の部屋)を見てみると、
左側にルームメイトが金属バットを持って一人立ち、
右側には後輩が一斉に並んで手を後ろで組み、下を向いています。
そう思った私は、静かにその場を去りましたw
しばらくしてから部屋に戻ると、部屋はいつもの状態に戻っていました。
ルームメイトに恐る恐る
と聞くと、
とのこと。
いや、マジメかっ!! もう衝撃でした。
こんなにもマジメに取り組むのかと。
そして先輩はそれを怒り、後輩もそれを受け入れるのかと。
何か現代の日本に欠けているような、でもどこか???な気持ちになった出来事でした。
結びに
留学を経験するとまず一番に思いつくのが英語力の向上です。
それは確かに否定しません。7年間海外に留学をしていて英語がしゃべれるようになったのも事実です。
でもそれ以上に大事だな、行ってよかったなと思うのは今日記事で書いたような異文化と交流し、その異文化を知ることです。
理解は別にしなくてもいいのです。ただ知ってるのと知らないのとでは大きな違いがあります。
しかもそれをインターネットの文面などで読むだけではなく、実際に自分でリアルに体験する。
これってすごい大事なことで、しかも一生忘れない経験になるんだなぁ、と思いました。
次回は厳しいだけじゃない、こんな優しい一面もあるんだぜ!!!っていう韓国人の縦社会制度について記事を書きたいと思います。
その記事はこちら↓