Evernote Businessを使い始めて4ヶ月近く経ちました、ゆうたです。
Evernote Businessを使い始めて4ヶ月、すでにEvernote Businessは会社業務にとって欠かせないものにまで成長しました。
最近では社員自ら考え、自分独自の使い方(新たにタスク管理のノートを作る等)を始めるまでに成長しました。
そんな中、今回2014年8月4日に大阪梅田DTタワーで行われたEvernote BusinessセミナーにEvernote Businessを利用中の企業として参加してきました。
今回のEvernote Businessセミナーは参加希望者が多すぎて受講可能かどうかは抽選になったので、無事抽選も通り受ける事が出来ました。
前回岡山で開催されたセミナーに参加したときはまだEvernote Business導入検討中の企業でしたが、今回は既に導入している企業としての参加ということもあり、
ぐらいの上から目線での参加だったのですが、そんな浅はかな考えが打ち砕かれてしまうほど刺激に満ちたセミナーでした。
トップバッターはNTTドコモ
↓まずは今回のセミナーの主催者のひとつでもあるNTTドコモから、法人事業部の方がプレゼン。
ドコモはいかにスマートデバイスを活用してのスピード経営が必要な時代が来たかを説明してくれました。
↓業界の変化を説明しつつ、NTTドコモはこういう役割を担っていきたいという説明、そして営業がめちゃくちゃ上手なプレゼンでした。
うちの会社も法人用モバイルはドコモさんなので、なんかドコモがこれから進もうとしている方向性がハッキリ分かって良かったです。
↓今後もっと力を入れていくと仰っていたドコモのビジネスプラス。
Evernote Businessの登録もビジネスプラスを通して行う事が出来ます。
ビジネスプラスを通してEvernote Businessの登録をするとドコモの携帯料金等と一緒に引き落としになるので、経理的には処理しやすいというメリットも出てくるかもしれないですね。
Evernoteからはお馴染みの積田さんがプレゼン!
前回の岡山セミナー時と同様、積田さんのプレゼンがスタート。
Evernoteの簡単な説明から、Evernote Businessの説明、そして自分がどうやって使っているか?等を具体的な例をあげつつ説明してくれました。
積田さんのプレゼンでは毎回自分がどのような使い方をしているか?を教えてくれるのですが、今回は自分だけでなく”奥さんはこうやって使ってるよ”っていう話もあったりしたので、興味深く聞かせて頂きました。
↓印象的だったEvernote Businessとは何か?のわかりやすい説明図。
茶色の丸部分がプライベート、灰色の丸部分がビジネスの領域で、それらのデータをEvernoteでまとめられる。っていうイメージですね。
社員が会社を辞めたりEvernote Businessの利用をやめる場合は茶色の部分は残り、灰色の部分だけが無くなるイメージです。
↓次に印象的だったのはEvernote Businessの特長についての説明。
Evernote Businessは
- 蓄積
- 協力
- 発見
- 伝達
の4つを担っているという説明図。
企業の暗黙知になりがちだった物や、紙媒体に依存していたものなど全てを”蓄積”し、それらを個人で”発見”したり、”協力”しながら共有し、”伝達”することで新たな価値を生み出していく。
このプロセスは確かにEvernote Businessを入れて4ヶ月しか経っていないうちの会社でも実感できる事でした。
特に全員が使い方に慣れてくると”協力”の部分がどんどん加速していきます。
Evernote Businessの得意・不得意について
3番目にプレゼンしてくださったのがSalesforce.comの方。
個人的にはこの方のプレゼンを聞けた事が今回のEvernote Businessセミナー最大の収穫でした。
↓法人向けビジネスプラットフォームを提供している会社として絶大なシェアを持っているSalesforce.com
↓初っぱなにまず、EvernoteとSalesforceの違いをわかりやすく映像で説明。
Evernoteとは魔法の段ボール箱みたいなもので、間仕切りがなくどんな物でもドサッとまとめて入れられるんです!とおっしゃいました。
確かに、『Evernote = 魔法の段ボール箱』とは何とも上手な例え。
この独自の持論から、Evernoteは”非構造化データ”を扱うのには秀でているが、それらのデータを使って行う分析のような物は不得意だと仰っていて、納得しました。
決まった構造がないので自由に簡単に入力してそれらを蓄積出来ますもんね、Evernoteって。
ただ、そのようなデータは分析したりするのには向いていません。
反対にSalesforceでは”構造化データ”を取り扱うのに長けており、分析や自動化が得意。
しかし、”構造化データ”というのは入力が面倒で、Evernoteのような手軽さがない、とのことでした。
↓これらの説明の後、入力を簡単に出来るEvernoteで行い、それらのデータを構造化データとしてsalesforceに送る事が出来ればすごい便利だとは思わないかい?っていう説明へ。
初めて知ったんですが、この便利な技は”zapier”っていうサービスを使えば出来ちゃうらしいです。
↓イメージ的にはIFTTTのの法人対応版って感じ。salesforceに対応しているのはデカいですね。
Evernote BusinessとSalesforceを使いこなす
最後にアイレット株式会社の方が、自社で行っているEvernote BusinessとSalesforceの活用方法についてプレゼンしてくださいました。
↓SalesforceとEvernote Businessをこのように使い分けているという実例紹介。
salesforceとEvernote Businessの両サービスを使っていて、しかもその使い方が面白い!ということで、今回のセミナーにプレゼンターとして抜擢されたと言っていましたが、それも納得の活用方法。
SalesforceはEvernote Businessと提携している法人向けサービスとして知っていましたし、導入も考えていた事があったのですが、イマイチ導入のメリットが理解出来なくて導入を保留にしていました。
しかし、今回のこのプレゼンを聞いて、「なるほど、そうやって使い分けるのか」と納得。
やはり他社の活用事例を聞くのが、こういうサービス導入を検討する場合、本当に勉強になりますね。
Evernote Businessをもっと便利に使う為に
今回のセミナーは冒頭にも書いたとおり、少し上から目線で参加したような部分がありました。
個人的にEvernoteは長く使っていましたし、Evernote Businessも自分なりに使いこなしていると思っていたので。
しかし、今回のセミナーで、
それらを企業として使う場合、不得意部分を何で補うのか?
という事が見えたような気がします。
ある程度構造化されたデータでないと分析や自動化などは進まず、企業内の無駄や二度手間が増えます。
しかし、”構造化データ”は、入力が簡単で記入忘れや記入漏れをする可能性が低い”非構造化データ”に比べて入力が面倒です。
Evernote Businessをこれから会社内で使いこなすにあたって、”構造化データ”と”非構造化データ”の2つがキーワードとなり、これらのデータを使いこなしていく事がこれからの企業の発展に大事なんだなと理解したセミナーでした。