【留学体験記】私が初の海外旅行で飛行機の乗り換えトラブルにあった話〜完結編〜

2015.10.24 / 留学

ついに完結編!どうもゆうたです。

今回の記事も合わせて計4回にわたって書いてきた「とんでもない目にあった初の海外旅行」もとうとう終わりです。

↓第1話

↓第2話

↓第3話

↓乗り換えトラブルにあったシリーズのまとめ記事はこちら

今回のこの経験は私の人生の中でもTOP5に入るぐらいの衝撃的な事件で、

yutas
ゆうた
そんなん、絶対ネタやん

みたいなレベルで様々なことを経験しました。

この完結編では無事日本に帰ることができるのですが、まぁなんとも15歳の少年にはなかなかハードな体験となっております。
ではお楽しみください。

「1日1便」

ジュエリーデザイナーのおねーさんと一緒になんとかゲートに到着したゆうた少年。

しかしそのゲートに到着した瞬間、ヤバいという気持ちが湧き上がってくる。

そう、だーれもいない。閑散としたゲート。
いるのは受付カウンターにいるスタッフ2人のみ。

恐る恐る勇気を出して英語で聞いてみる

yutas
ゆうた
日本行きの便はこのゲートであってますか?
TMF魔人
スタッフ
その便でしたら先ほど離陸いたしましたよ

嫌な感じはしてたんです。なにせ同じような体験をしていたのでw
とにかく次の便を手配しなきゃいけません。

yutas
ゆうた
でしたら次の便を手配して欲しいのですが
TMF魔人
スタッフ
日本行きの便は1日1便となっておりまして、次の便は明日になります

さすがにこれには面食らいました。1日1便て…..もっと出そうぜ……

さすがに1日1便とは思っていなかった僕。

冷静に”OK”とか言いながらも、その顔は戸惑いを隠せず、近くにあった椅子に座り込んで、どうしよう、どうしよう、空港で一晩明かすのか?いや、それはきつい。

というかこんな若い男の子が空港で一晩明かすなんて大丈夫か?など色んな考えが頭の中を巡った。

そんな時近くにいたジュエリーデザイナーのおねーさんが

TMF魔人
おねーさん
ゆうた君、チケットとパスポートを貸してくれない?カウンターまで行ってなんとかしてくる
yutas
ゆうた
あ、はい。ありがとうございます。お願いします

持っていたチケットとパスポートを渡す少年。

この時は何がなんだがわからなくて、とりあえず助けてくれると言ったおねーさんの言うことを聞いて素直にパスポートを渡した。

いや、 渡してしまった。

おねーさんはその場に荷物を残し、「ちょっと待っててね」といい、チェックインカウンターまで行ってしまった。

ここから海外旅行中最も不安な時間がゆうた少年を襲うことになる。

おねーさん全然帰ってこない……

おねーさんにパスポートとチケットを渡してから30分。

最初はぼーっとして待ってたけど、だんだんと色んなことを頭の中で考え始める。

あれ?おねーさん全然帰ってこなくない?
もしかして俺なんか騙されたのか?というか、パスポートを見ず知らずの人に預けちゃうとか俺やばくないか?
このままパスポート取られちゃったらどうしよう?
再発行とかできるかな・・・?
いやいや、大丈夫、おねーさんこの荷物置いてったじゃん。これを置いていなくなるなんてありえないでしょ。

いや、でも待てよ。おねーさんが爆弾魔とかテロリストでこの荷物が爆弾とか危険物だったらどうする?
ヤバい、ヤバい。大事件だ。
俺死ぬ

極度の緊張と長い時間待ってることで、だんだんと思考回路がおかしくなっていく少年。

とりあえず今日飛行機には乗れないんだから、成田空港まで迎えに来てくれる母親に連絡しなくては、と電話をかける。

yutas
ゆうた
母さん?なんか日本行きの便に乗り遅れちゃって、次の便手配しようと思ったら日本行きは1日1便しかないから、日本に帰るの明日になりそう
TMF魔人
母親
あ、そうなの?大変ねぇ。
わかったわ。じゃあお母さんは滞在を1日延ばして、今日一日東京観光してるわ〜

なんとも能天気な母である。

そしてその後母親に事の顛末を全て説明し始めるゆうた少年。

話しをしながら不安がピークを達してしまい、人生で初めて母親に電話しながら泣きました。

TMF魔人
母親
ゆうたが信用して大丈夫と思ったから渡したんでしょ?
大丈夫、そのおねーさんはいい人よ。
もう少し信じて待ってなさい

この時の母親の意味のわからない強気の発言で少し冷静になった少年はおねーさんを信用して待つことに。

そして、待つ事約1時間、ようやくおねーさんが戻ってくる。

おねーさんはちょーいい人だった

TMF魔人
紫魔人
とりあえず明日の日本行きの便を手配して、今晩泊まる宿もGETしてきたわよ!
飛行機会社に説明したらいい部屋を用意してくれたわ、しかも朝御飯と晩御飯付きよ!

おねーさんを信じて待っててよかった。本当によかった、と心の底からこの時思いました。

そのあとは、二人でバスでホテルまで移動。

おねーさんと一緒の部屋だったらどうしよう?とかドキドキしてたけど、当然のように別部屋。

部屋に入った瞬間今までの緊張とか全て解けて、倒れるようにベッドに寝る。

そのあとはおねーさんと一緒に晩御飯食べて、寝て、次の日起きて朝ご飯を一緒に食べて、一緒に空港へ。

今度はちゃんと乗り遅れることなく無事日本に帰りましたとさ。

あとがき

空港についてチェックインをするまでの間、おねーさんとジュースを飲みながら話してる間、おねーさんはしきりに私のことを褒めてくれました。

こんなに若いのにすごい体験したね。でも毅然とした態度だったね、と。

そしてそう言いながら自分で作ったジュエリーのブレスレットを私にくれました。

実はおねーさんの事疑ったし、泣いてたんだよ・・・と思いながらもありがたくそのブレスレットは頂戴し、今でも私の大事な宝物です。

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